土日月の3連休にかけて、台風23号は南大東島付近から四国や近畿、東海から関東の太平洋側へ進路をとるとみられ、今後の進路予想に注意が必要です。12日から13日にかけては暴風域を伴い、近畿地方など太平洋側では、南ほど雨の週末になりそうです。
近畿地方の南部では、日~月にかけて「くもり一時雨、降水確率50%」の予想で、連休最終日に万博が閉幕する大阪では、3連休ともくもり、降水確率30~40%の予想です。
◆台風23号(ナクリー)22号を追うように
気象庁によりますと、台風23号は、10日9時には南大東島の北東にあり、1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風の中心は、あすにかけて北西から北北西へすすむとみられ、連休初日の11日(土)午前9時には、奄美大島の東約170キロの位置にすすみ、中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
その後進路を北東にかえて、12日(日)午前9時には日本の南の半径210キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルが予想されます。
台風は暴風域を伴って西日本から東日本の南の海上を進む見込みで、太平洋沿岸でしけのおそれがあり、雨の連休となる見込みです。
13日(月)午前9時には日本の東へ。予報円の半径が大きく、まだ詳しい進路は定まっていませんが、西日本や太平洋側を訪れる際には、最新の情報を確認してください。台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
◆台風22号(ハーロン)はるか東へ
いっぽう、強い台風22号は10日午前9時には日本のはるか東にあり、速度を速めて時速約55キで東へ進んでいます。日本列島へ影響はなく今夜には温帯低気圧になるとみられています。