木曽谷の秋を彩る花馬(はなうま)祭りが南木曽町で5日行われました。

花馬祭りは豊作や家内安全などに感謝する五宮(いつみや)神社の祭りで、およそ300年の伝統があります。


集落の間を抜ける3頭の木曽馬の鞍にはサカキの枝や菊の花、のぼり旗が飾られ、そのまわりには五色の紙で稲穂に見立てた「花」と呼ばれる飾りが付けられています。

花馬は五宮(いつみや)神社まで1時間かけて練り歩き、境内を3周して人垣の中央に進むといよいよ祭りのハイライト。

氏子や観客は花馬めがけて駆け寄り、「花」を取り合います。


「花」は玄関にさすと厄除けに。また田畑にさすと豊作になると言い伝えられています。


また、今年は飲料メーカーの「ダイドーグループホールディングス」が特別番組の放送などを通して祭りを支援する「日本の祭り」にも選ばれ、5日は南木曽町に認定証が渡されました。番組は10月26日にSBCテレビで放送されます。