母親のお腹の中で被爆した「原爆小頭症」の被爆者たちの写真展が、広島市で開催されています。
写真展「原爆が遺した子ら」は、広島市中区の旧日本銀行広島支店で開かれています。主催する「きのこ会」は、母親の胎内で被爆し脳や体に重い障害を負って原爆小頭症の被爆者とその家族の団体で、1965年に設立されました。

会場では広島市の写真家・重田雅彦さんたちが撮影した写真68枚や、1970年8月6日にRCCで放送されたドキュメンタリー番組の台本などが展示されています。
写真家・重田雅彦さん
「被爆被害の怖さと言いますか、そういうのを感じ取っていただいて」

きのこ会・平尾直政事務局長
「どういう苦しみをしたのかっていうことを知っていただければ、ありがたいなと思っています」

写真展「原爆が遺した子ら」は、13日まで開催されています。
