9月17日、高知市朝倉丙の県道で61歳の女性が軽乗用車にはねられ、死亡した事故を受け、再発防止のための現場診断が行われました。

現場診断は、主に死亡事故の再発を防止するため警察などが行っていて、今回はより県民に交通安全を呼びかけようと報道陣に公開されました。

9月の死亡事故では道路を横断していた61歳の女性が走ってきた軽乗用車にはねられました。現場診断に参加した警察や県の担当者からは「交通量が多い」「カーブが緩やかで速度が出やすい」「交差点があるかがわかりにくい」などと現場の状況を分析しました。これを受け、警察や県などは、出会い頭の事故を防ぐため今回の現場に「丁字路」であることを示す表示や、歩行者に注意を呼び掛ける「ストップマーク」の導入を検討するとしています。

(高知県警交通企画課 濱川昌也次長)
「警察としましても速度取り締まりであるとか、現場周辺のパトロールなどを通じて、ドライバーに対する注意喚起を図っていきたいと考えています」

県警によりますと、2024年と2025年県内で起きた交通事故で道路横断中に亡くなった人は全員が60歳以上ということで、「特に年齢の高い人ほど道路の横断に注意をしてほしい」と呼びかけています。