SNSでのうその投資話で金をだまし取るなど特殊詐欺の被害が岩手県内でも相次いでいます。
こうした被害を防ごうと県内の金融関係機関と警察が対策会議を開きました。

この会議は業界の垣根を越えて特殊詐欺の被害を防ごうと2018年に発足したものです。
3日は県内の金融機関や生命保険会社の関係者のほか、警察など合わせて10人が出席しました。

一部非公開で行われた3日の会議では、店舗に詐欺の注意喚起のポスターを掲示するなど各機関の被害防止に向けた取り組みについて情報共有しました。
県警によりますと、2025年1月から8月までに県内で発生した架空請求などの特殊詐欺は92件で被害額は4億8026万円に上っています。
この特殊詐欺とは別にSNSを通じて、投資話を持ちかけて金をだまし取るSNS型投資詐欺は29件発生しており、被害額は1億9617万円と2024年より増加しています。

会議では10月中に盛岡市内で特殊詐欺の手口を紹介するチラシを配るなど、参加団体による街頭啓発活動を行う予定です。