島根県の丸山達也知事は2日の定例記者会見で、自民党総裁選挙について論戦になっていないと批判する一方、県が開催している竹島の日式典に閣僚派遣を唱えた候補がいることについては一歩前進と評価しました。

島根県・丸山達也 知事
「党内融和が最大のテーマじゃないですか。我々、多分、国民が期待してるのは論戦だと思いますけど。論戦になってない」

総裁選の感想を問われた知事は、挙党一致みたいな感じでこじんまりまとまっていて2度の国政選挙敗北を受けた「解党的出直しの後の総裁選に見えない」と酷評しました。一方、島根県が毎年開いている竹島の日式典に、政務官ではなく閣僚を派遣すべきだと主張する候補者が出て来たことは一歩前進と評価しました。

島根県・丸山達也 知事
「満額回答とは思ってません。現状から一つ改善、大きく一つ改善して行く第一歩だと。(島根県としては)竹島の日の式典を政府が主催して東京で行って。で我々が来賓で呼ばれると。いう位の話で。それを本来求めている」

韓国が不法占拠を続けている隠岐の島町、竹島の返還を求める県主催の式典には、県の閣僚派遣の求めに対し政府は政務官を派遣してきています。

知事は、そういう発言がされないのがこれまで普通だった。それを求めて来たからこそで、派遣が必要だという総裁候補がいるだけでも前進だと評価しました。