ウクライナ侵攻をめぐり、アメリカのバイデン大統領がプーチン大統領に戦争終結の意思があるなら「会談を行う用意がある」と述べたことについて、ロシアの大統領報道官は「軍事作戦は続く」と軍の撤退を拒否する姿勢を示しました。
ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、バイデン大統領が「プーチン氏が戦争を終わらせる方法を探しているのであれば会談する用意がある」と述べたことについて、「バイデン氏はロシア軍が撤退した後に協議が可能になるとしているが、もちろん軍事作戦は続く」と述べ軍の撤退が協議の条件ならば応じられないとの姿勢を示しました。
そのうえでロシアの国益を達成するためであれば「プーチン氏はこれまでもこれからも協議に応じる用意がある」としています。
一方、プーチン大統領はドイツのショルツ首相と電話会談し、欧米によるウクライナへの軍事支援が原因で「ウクライナが交渉を完全に拒否している」と主張しました。
ウクライナのエネルギー施設などへのミサイル攻撃については「ウクライナ側からクリミア橋などロシアの民間インフラへの挑発行為があり対応を余儀なくされている」と述べ攻撃を正当化しました。
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