コロナ禍で海外に行くのが難しい中、メタバースを使って留学の疑似体験ができる『VR留学』を、長崎北高校が県内で初めて導入し、2日、レッスンの様子が公開されました。

ゴーグルをかけると…

生徒:「うお~」

教室から、海外に。

生徒:
「Excuseme.Could you bring me a blanket,please?
(すみません。毛布を持ってきていただけないでしょうか)」

ネイティブ講師:
「Ofcourse.I''ll bring you one shortly.(もちろんです。すぐにお持ちします)」

生徒たちは仮想空間でアバターになりきり英会話を学びます。

長崎北高校では例年3月に海外研修を行っていましたが、コロナ禍でここ3年実施できず、留学の疑似体験だけでも生徒に提供したいと、メタバースを使った『VR留学』を県内で初めて導入しました。

ネイティブ講師:
「How long and where will you be staying?
(どれくらいの期間、どこに滞在しますか?)」

生徒:
「I´ll be staying for six months with my hostfamily in NewYork.
(6か月間、ニューヨークのホストファミリーの家に滞在します)」

仮想空間では生徒4人から5人に対し、ネイティブの講師が1人付き、飛行機の中やホームステイ先など、実際に海外研修で訪れるような5つの場面が再現されています。

生徒:「わ~現実や。」「やっば」

先生:「楽しかった?」
生徒:「楽しかったです」

長崎北高校 1年 川添 愛さん:
「勉強だけじゃ身に付かないようなことが身に付きそうだなと思った」

長崎北高校 笹原 凛太朗さん:
「普段見れない世界を見れた感じで 身近にこういう経験ができるのはありがたい」


長崎北高校 英語科 上村 洸貴 先生:
「なかなか普段日常的にネイティブとやりとりをすることはないというのと、ZoomとかSkypeとかパソコンの画面を通してするのよりも、没入感がすごいなというのを感じたので、その辺りは今回やってみてよかったなと思った一つですね」

日本にいながら海外に行った感覚になり、実用的な英語を学べる、まさに、新時代の語学留学。
コロナ禍も相まり、デジタル社会の進化は止まりません。