10月1日は多くの企業で内定式が行われています。学生優位の“超売り手市場”が続くなか、企業は様々な工夫を凝らしています。
全国でも最大規模、グループ全体でおよそ900人の学生が集まったのは、大手家電量販店「ノジマ」の内定式。
内定者
「骨をうずめる。そういった働き方をしていきたい」
内定式といえば、スーツ姿が定番ですが、こんな企業も…
記者
「総合楽器メーカー、ヤマハの内定者の集いです。ジュビロ磐田のユニフォームですとか、ユニークなTシャツ、様々な服装の方がいますね」
ヤマハはドレスコードを「一番楽しいことをしている時の服装」に設定。
部活で着るというジャケットやTシャツなど、個性あふれる服装で集まりました。
ヤマハ人事部 鈴木啓太さん
「一人一人尖った個性を持っている学生に出会えている。入社後もその個性を活かして、活躍していただきたい」
リクルートグループの調査では、先月時点での内定率は94.8%と、ここ10年で最高。人手不足を背景に“超売り手市場”のなか、採用する企業側のアピール力が問われているのです。
三井住友銀行は来年度から初任給を30万円に引き上げるだけではなく…
三井住友銀行 大沢真穂 採用グループ長
「頑張った人が評価される、(年収)2000万も若手からかなう。求職者の方々から選ばれないと、SMBCの未来を作っていく仲間を集められない」
優秀な人材を確保するため、来年1月から入社年次にかかわらず、能力に応じて評価する制度に見直したのです。
内定者
「初任給が高いと、かなり大きな決定要因になる」
「年次関係なくチャレンジできる環境は自分自身の成長にも繋がる。頑張っていきたい」
一方、自動車業界は、トランプ関税など先行きは不透明ですが、内定者が大事にしていたのは…
内定者
「(初任給は)一切考えていなくて、仕事って魅力を感じられないと、ずっと意欲的に取り組めない。それ(初任給)は何なら一番下くらいで考えています」
自由度や給料だけでなく、仕事の魅力や働きがいも。若い働き手をどうひきつけるか、企業の創意工夫が続きます。
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