背景にあるのは「利用者の減少」です。

特急しらゆきは2015年、北陸新幹線の長野~金沢間の開業と同時にデビューしましたが、次第に利用者が減少。人口減少やウイルス禍なども影響して2022年3月には、これまでの一日5往復が4往復に減便となりました。
県交通政策課 鍋谷一義課長
「新潟地域と上越地域の一体感を強め、特急の増便を図ったり将来的に高速化できるよう機運醸成をはかっていきたい」
またしらゆきの利用促進をはかるため、こんな企画も…

新潟交通 販売企画課 諸橋晶子企画担当課長
「しらゆきと北陸新幹線を使うことで、現地の滞在時間を長く取れるのがメリット」
新潟交通くれよんでは、しらゆきを経由して、金沢市のホテル日航金沢に泊まる1泊2日のツアーを販売。県は、こうしたしらゆきを使ったツアーを販売した会社に50万円を上限に補助しています。

新潟交通 販売企画課 諸橋晶子企画担当課長
「助成金を使うことで、お客様の旅行代金をその分安く参加しやすい価格に抑えることができる」
旅行代金は1人あたり、3万9800円~4万6800円で、11月と12月の日程で申し込みを受け付けているということです。

初となる県独自のキャンペーン。特急しらゆきの利用促進にどこまで繋がるのでしょうか。