和歌山県新宮市の国道で9月30日夕方、中国国籍の男女8人が乗った乗用車と大型トラックが正面衝突し、中国国籍の女性が死亡しました。

 9月30日午後4時半すぎ、和歌山県新宮市熊野川町の国道168号で、大型トラックの運転手から「トラックと車がぶつかった」という通報がありました。

 警察によりますと、現場は片道1車線の道路で、中国国籍の男女8人が乗った普通乗用車が大型トラックと正面衝突したということです。乗用車側がセンターラインをはみ出したとみられています。

 この事故で大型トラックの運転手にケガはありませんでしたが、乗用車の2列目に乗っていた女性が「頭が痛い」と訴えて病院に搬送され、その後死亡。

 乗用車を運転していた男性は、足首を骨折する重傷を負い、ほかの乗客6人は軽傷とみられます。

 死亡した女性と、軽傷見込みの6人は親族で、観光目的で日本を訪れていたということです。

 警察は、乗用車がいわゆる“白タク”であった可能性も視野に、運転していた男性と他の男女らの関係性も詳しく調べています。