警察官や検察官などを名乗り、新潟県新発田市に住む70代女性に「あなたの口座を調べる必要がある」などと嘘をつき、キャッシュカードや通帳をだまし取ったとして、19歳の学生が逮捕されました。

詐欺(預貯金詐欺)の疑いで逮捕されたのは、語学学校に通う京都市伏見区の男(19)です。

警察によりますと、男は何者かと共謀し、今年8月下旬ごろから9月6日までの間、共犯者が複数回にわたり、70代女性の自宅や携帯電話に警察官や検察官などを名乗り電話を掛けました。

そして「麻薬事件で捕まえたものが女性名義の口座を使ってマネーロンダリングをしていたため、口座を調べる必要がある」などと嘘を言い、9月6日に女性名義のキャッシュカードや通帳が入った封筒を女性宅の郵便受けの中に置かせ、今回逮捕された男が回収し騙し取った疑いが持たれています。

警察は、共犯事件のため捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。
新潟県内では同様の被害が相次いでいて、警察は余罪があるとみて捜査を進めています。