2025年10月1日から飲料と食料品の3000品目以上が値上げされます。特に、飲み物の価格上昇が目立っていて、スーパーマーケットでは買いだめをしようという人の姿も見られました。
<田子重鳥坂店 岩崎雄矢店長>
「こちらがペットボトル飲料のコーナーです。10~30円の値上げされます」
静岡市清水区のスーパーです。飲み物のコーナーに並ぶペットボトルの商品は大半が10月から順次、値上げします。
この店での販売価格はアサヒ飲料の500ミリリットルの三ツ矢サイダーが98円から108円に、1.5Lのコカ・コーラが188円から208円に、キリンの2Lの生茶が168円から178円になります。
<買い物客>
「色々上がると聞いている。安いもの、半額のものを探す。毎回毎回上がるので大変」
<買い物客>
「きょうはちょっと買いだめしようかと。子どもが飲むので」
帝国データバンクによりますと、値上げが予定されているのは、飲料、食料品の3024品目。原材料の高騰が主な原因で、分野別にみると、「酒類・飲料」が最も多く、清涼飲料水、ビール、清酒など2262品目です。購入の手が遠のく恐れがある中で、店側も客のつなぎ止めに知恵を絞ります。
<岩崎店長>
「特売の日に買ってもらうようにPRしたい」
ペットボトル飲料が値上げされる一方、今後、注目を集めそうなのはマイボトルを利用した「エコな飲み方」です。
<茶町KINZABURO 前田冨佐男社長>
「こちらの給茶スポットでは、タンブラーをお持ちいただけると、うちの特製のお茶をいれさせていただいています。一番茶ですのですごくおいしいですよ」
静岡市の老舗茶問屋が運営する日本茶と菓子の店です。給茶スポットでは、マイボトルを持参した人に1煎目と2煎目の合わせて500ミリリットルほどを150円で販売しています。相次ぐ飲み物の値上がり。静岡のお茶をお得に味わえる給茶スポットは選択肢のひとつとなりそうです。