広島県海田町で30日、工場に停泊していた砕石運搬船で作業中の男性会社員が、クレーンと船体の壁に挟まり死亡しました。
事故があったのは、海田町南明神町の工場内にある埠頭に停泊していた砕石運搬船です。

警察と消防によりますと、午前9時過ぎ、作業員から「70代の男性が心肺停止」と、通報がありました。大型クレーンを使って砕石を荷揚げしていたところ鉄製のバケットと、船体の壁の間に、男性が挟まったということです。
男性は海運会社に勤務する広島市中区の太田由一さん(76)で、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
警察は、業務上過失致死の疑いを視野に、当時の詳しい状況を調べています。