新潟市のりゅーとぴあ専属舞踊団 Noismが来月、6年ぶりに海外公演を行います。それを前に30日、報道陣や支援会員に向けてリハーサルが公開されました。

照明を落としたスタジオで公開されたのは、「マレビトの歌」。

ノイズム芸術総監督で演出振付家の金森穣さんによる作品で、来月、スロベニアなどで行われる国際的なダンスフェスティバルで上演されます。

「新潟から世界へ」を掲げて活動するノイズムはこれまで11か国22都市で公演をしてきました。しかしここ数年は新型ウイルス禍や国際情勢を背景に公演依頼を受けることが出来ず、2019年のロシア・モスクワ以来6年ぶりの海外公演となります。

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こうした中、りゅーとぴあを管理・運営する新潟市芸術文化振興財団は30日、ノイズムの芸術監督の任期更新について協議するため有識者会議を設けることを明らかにしました。

現在の制度では芸術監督の任期は『1期5年で2期10年が上限』と定められています。金森さんの1期目の任期はあと2年となっていて金森さんの任期更新と合わせノイズムの活動継続も絡んだ議論が進むことになりそうです。

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Q金森さんの続投の可能性は?
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財団によりますと、有識者会議は10月に初会合が開かれる予定で、率直な意見交換を行うため議論の様子は非公開となる見通しです。