ダイエット効果を謳う美容クリニック 糖尿病患者が手に入らない

マンジャロはおととし4月に発売されましたが美容クリニックなどがダイエット効果を謳って注目されたことから本来必要な糖尿病患者が手に入れにくくなるという問題も起きました。

福岡輝栄会病院 糖尿病・肥満症センター 田尻祐司センター長
「2023年当初は発売になりましたといって全然供給が間に合わなくて、我々が使いたくても使えない状況があったんですよ。1年くらい。美容目的で使われるケースがとても多くてそこら辺が買い占めてしまって、医療用の物資が全然必要なところに回ってこなかったという現状もあります」

おととし12月には、厚生労働省が適応外使用の危険性や、在庫の逼迫を訴え、適正な使用を求める事態となりました。

オンラインで販売、SNSで転売も

今もインターネット上ではダイエット目的としての処方の案内や診療から販売まで一貫してオンラインで対応しているサイトが多数みられます。

SNSで転売されるケースもあるようです。

RKB 奥田千里記者
「SNSでの検索結果です。マンジャロ譲渡買い取りなど売買取引の投稿が多く見られます」