山口県のアメリカ軍岩国基地で、17日から行われていた空母艦載機の模擬着艦訓練=FCLPが、25日に終了しました。

26日午前、中国四国防衛局から岩国市に、「FCLPは、25日に終了したとアメリカ側から連絡があった」と情報が入りました。
岩国市によりますと、人がうるさいと感じる70デシベル以上の音を5秒以上測定した回数は、滑走路北側の地区で1431回、南側の地区で1541回でした。
岩国市に寄せられた騒音への苦情は1064件でした。
今回は事前の通告時刻を過ぎて訓練が続くこともたびたびあり、実施しないとしていた祝日の23日にも、早期警戒機E2Dがタッチアンドゴーを繰り返しました。

終了を受けて広島県の湯崎知事は、予定時刻を超えたり祝日に実施したりしたことで、「県民の不安は増大し、強い憤りを感じている」として、二度と岩国基地で実施しないよう、アメリカ軍や日本政府などに文書で要請しました。














