連続テレビ小説「あんぱん」最終回のパブリックビューイングがやなせたかしさんの出身地、高知県香美市で行われました。地元を題材にしたドラマのフィナーレに涙を流す人の姿もありました。
香美市でのパブリックビューイングは、アンパンマンミュージアムのすぐ隣にある保健福祉センター香北で行われました。会場には最終回を大画面で見ようと、およそ130人が集まりました。

「香美市のガイドもやってるの。お客さんも来ててアンパンマンミュージアムに行ってたんだけど、これ(パブリックビューイング)があるから、途中でお客さんほったらかして来た」
「朝は見ずに来ました。ここで初めて見ようと思って」

「アンパンマン楽しみ。(Q.どのキャラクターが好き)アンパンマン」

「あんぱん」はアンパンマンの作者で香美市出身のやなせたかしさんとその妻をモデルにしたドラマで、最終回では2人が寄り添って、余生を送る姿が描かれ、涙する人もいました。
「すごくあったかいお話だったので、毎日欠かさず見ていて。地元の景色や自分が普段行くところも映っていて、物語と一体化している自分もいてすごく良かった」

「ちょっとさみしい感じもしますけど。お客さんも来てくれているので、いいところを紹介しながら香美市を盛り上げたい」
最後は地元の大宮小学校の4年生の児童が、やなせさんが作詞した歌を合唱し、会場を盛り上げました。

香美市や観光協会は、ドラマ終了後も“あんぱん効果”を持続させるため、引き続き企画展やイベントを開催していくとしています。