9月17日にアメリカ軍岩国基地(山口県岩国市)で始まった空母艦載機の陸上での模擬着艦訓練、FCLPが25日で終了したと国から岩国市に連絡がありました。事前の通告よりも1日早い終了です。

中国四国防衛局から岩国市に「岩国基地で行われていたFCLPは、25日に終了したとアメリカ側から連絡があった」と情報が入りました。

岩国市のまとめでは17日から25日の日中までの6日間で、FCLP関連の飛行は882回でした。

人がうるさいと感じる70デシベル以上の音を5秒以上測定した回数は滑走路北側の川口町で1431回、南側の尾津町で1541回でした。6日間で昨年度1年間のおよそ2割の騒音を測定したことになります。

岩国市に寄せられた騒音への苦情は922件でした。

今回は事前の通告時刻を過ぎて訓練が続くこともたびたびあり、実施しないとしていた祝日の23日にも早期警戒機E2Dがタッチアンドゴーを繰り返しました。

山口県や岩国市は「岩国基地でのFCLPは容認できない」との立場で、地元が再三、中止を要請にしたもかかわらずFCLPが強行されました。