職員へのセクハラが指摘されている、沖縄県南城市の古謝景春市長に対する不信任決議案が26日、市議会に提出され可決されました。
南城市の古謝景春市長は今年5月、市が設置した第三者委員会から複数の女性職員に対し、キスや太ももを触るといったセクハラ行為があったと認定され、辞職を提言されていました。
しかし古謝市長は辞職を拒否し、その後、被害を訴えている女性職員への「口止め」や「告発者探し」を自ら行っていたことを疑わせる音声記録の存在が明らかとなり、女性職員は休職に追い込まれています。
採決後、古謝市長は議会を退席すると、報道陣の問いかけには応じず無言で歩き続け、市長室前でコメントを発表しました。
▼古謝景春 南城市長
「彼女から私に『おめでとうございます』と言って、それは僕はハグして終わり。それだけです。第三者が見て、こういうこと言ってるのかなと思って聞いただけで、恫喝したわけではありません。これまで、職員を本当に家族のように…、みんな親しくやっていましたから、絶対そういうことはない。どういう形で決着つけるか、相談します」
古謝市長は今後10日以内に議会を解散するか、辞職・失職の判断を迫られることになります。