今月17日に震度5弱を観測した十島村の諏訪之瀬島での地震活動について、気象台は「地震は当初より少なくなっているものの、現状程度の活動当分続く」として引き続き注意を呼びかけています。

諏訪之瀬島で今月17日夜に震度5弱の地震を観測して以降、十島村では地震が相次いでいて、25日午後2時までに観測した震度1以上の地震は104回です。

福岡管区気象台は今回の地震を6月から続く群発地震と震源が異なり、諏訪之瀬島付近の火山性地震とみています。

震度5弱の地震から1週間以上が経過し、今後の地震活動について「今月17日の地震と同程度の地震が発生する可能性は当初に比べ低くなったものの、平常時より地震が多い状況が継続していて現状程度の地震活動は当分続く」としています。

気象台は一連の地震活動で落石やがけ崩れが起こりやすくなっている可能性があるとして、今後の地震活動や雨の状況に注意するよう呼びかけています。

諏訪之瀬島では噴火警戒レベル2の「火口周辺規制」が継続中で、気象台は火口からおおむね1.5キロの範囲で、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。