被災地だけでは対応が難しい大規模な災害に備え、25日、福島県内の複数の消防本部や医療機関がいわき市に集まり、合同訓練を行いました。
訓練に参加したのはいわき市や福島市など、県内5つの消防本部と医療機「DMAT」の隊員たち、およそ50人です。大規模な土砂災害などが発生し、被災地だけでは対応が難しい場合、都道府県単位で部隊が編成され、協力して救助にあたります。

25日は土砂で埋まった住宅に人が閉じ込められている想定で、訓練が行われました。ドローンで現場を確認し、バギーと呼ばれる車で、救出に向かいます。
隊員たちは真剣な表情で、異なる組織との連携や救助に至るまでの活動態勢を確認していました。
いわき市消防本部・大平哲也警防課長「最近災害が多発しているので呼ばれる確率が非常に高まってきていると思うその中で円滑に活動するためにはこういう訓練が必要だと思っている」
各消防本部などでは、今後もこうした訓練を続けていくことにしています。