自分たちの住む地域のクマの生態を知ろうと、岩手県雫石町の小学校でクマの出没情報を集めたマップ作りが行われました。

25日は雫石町の西山小学校で小学3年生の児童20人がクマの出没マップ作りに挑戦しました。
この授業は児童たちにツキノワグマの生態や出没情報を知ってもらい、危険性や対策に理解を深めてもらおうと行われたものです。

授業では教室に地域のマップが広げられ、町が取りまとめた目撃情報や保護者から寄せられた情報を基に児童たちがクマが出没したことを示すシールを地図に貼りました。

(児童や先生)
「校門前の道路を子グマが横切る」
「母グマがいたら危険」

「雫石は日常茶飯事でクマが出る」
雫石町では9月に入りクマの人身被害が2件発生しています。
児童たちは自分たちが暮らす地域でクマが出没する情報や危険な場所を学び、クマの被害に遭わないよう改めて注意しました。
(児童は)
「あまり出ないと思ったけど10回ぐらいいっぱい出ていて、次からは気を付けようと思った。川沿い、林沿い、畑が危ないと教わった」

(講師 滝澤美紗子さん)
「クマってどういう動物なのかを覚えてもらい、地域で出やすい場所を覚えてもらって被害に遭わないように暮らしてもらいたい」

25日作ったマップは児童をはじめ、保護者や地域全体でも共有することにしています。