巴川コーポレーションは静岡事業所での絶縁紙などの生産を2027年3月末で停止すると明らかにしました。これにより国内での製紙生産から撤退することになります。

1914年に静岡市で創業した巴川コーポレーション=旧巴川製紙所は9月24日、静岡市にある静岡事業所での絶縁紙や耐熱絶縁紙などの生産について、2027年3月末で停止すると発表しました。

巴川コーポレーションの製紙事業を巡っては、パルプや薬品などの原材料価格や物流コストの高騰が続いたことで、事業の構造改革を進めていました。

静岡事業所での生産停止により国内での製紙事業から撤退することになり、絶縁紙の生産・販売はインドの現地法人で継続する方針です。