感染症情報です。県内最新の「リンゴ病」と「新型コロナウイルス」の患者数はともに前の週より減少しましたが、依然として流行が続いていて、県が注意を呼びかけています。

県衛生研究所によりますと、今月15日から21日までに、県内26の小児科定点医療機関から報告があった「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」いわゆる「リンゴ病」の患者数は、前の週より41人減少し91人でした。

1定点あたりの患者数は3.50人で、減少傾向にあるものの24週連続で警報レベルが続いています。保健所別では、庄内で24人、最上で23人、置賜で19人などとなっていて、県内すべての保健所管内で警報レベルが続いています。

「リンゴ病」は微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。妊婦が感染すると胎児にも感染する可能性があり、注意が必要です。

また、同じ期間に県内39の定点医療機関から報告があった新型コロナの患者数は292人で、前の週より45人減り、3週連続の減少となりました。一定点医療機関あたりでは7.49人となっています。保健所別では、村山で77人、庄内で69人置賜で62人などとなっています。

県衛生研究所は、県全体の報告数は減少している一方で全国的に流行が続いているため、換気や手洗い、適切なマスクの着用など基本的な感染対策を呼びかけています。