視覚障がい者スポーツのブラインドサッカーを通して仲間と協力し合う大切さを学ぶ教室が、岩手県釜石市の小学校で行われました。

釜石市の甲子小学校で行われたこの教室は、県人権啓発活動ネットワーク協議会が主催したもので、5年生の児童36人が参加しました。

24日は仙台市を拠点に活動する「コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ」の選手らが指導しました。
児童たちはアイマスクをして視覚をさえぎった状態で体を動かしながら視覚障がい者へのサポートや助け合うことの大切さを学びました。

(コルジャ仙台 只野伸二選手)
「声かけてもらうとすごく安心はします。何か困ってないですか?という声。もしこの白杖ついてる人を見かけたら積極的に声かけてもらえると嬉しいです」
教室ではブラインドサッカー女子日本代表の鈴木里佳選手がシュートを披露し、声をかけて選手を誘導するガイドの役を児童が体験しました。
(児童は)
「目が見えない人も声でつながりあえることが分かりました」

「見えないってけっこう怖かったので街とかで視覚障がい者の人がいたら声をかけることが大切だと思いました」

児童たちはブラインドサッカーの体験を通して、仲間を大切にすることや協力し合うことの大切さを学んでいました。