23日午後、北海道森町で、雑木林に放置されていたホタテの養殖に使う網カゴが燃える火事がありました。消防によりますと、網に残っていた貝殻などが発酵し、出火につながった可能性があるということです。

火事があったのは森町東森町の国道278号線に近い雑木林で、23日午後3時20分ごろ、近くを通りかかった男性から「草が燃えているように見える」と消防に通報がありました。

警察によりますと、放置されていたホタテの養殖に使う網カゴから出火し、通報から約2時間半後に消防によって火は消し止められました。

この火事で、網カゴを含め周辺約20平方メートルが焼損しましたが、けが人はなく、建物などへの延焼もありません。

消防によりますと、網カゴに残っていた貝殻などが発酵し、付着した微生物によって温度が高くなり、自然発火した可能性があるということです。

警察と消防が詳しい状況を調べています。