9月23日は「手話の日」です。今年6月に法律で定められました。福島県内では11月にデフリンピックも開かれます。こうした中、福島市の病院で、手話の勉強会が開かれました。
浦部智弘アナウンサー「手話の日のきょう、こちらでは医療従事者に向けた手話の勉強会が行われています」
福島市の福島赤十字病院で開かれた勉強会には、看護師や救急救命士など20人が参加しました。今年11月には、聴覚に障害がある人たちの国際スポーツ大会東京デフリンピックが開かれ、県内ではサッカー競技が行われる予定です。
県聴覚障害者情報支援センター・山田尚人所長「スマホを持っていない世代の方もいると思います。救急車を呼ぶ方法が、まだまだ整っていない状況があります」
勉強会では、県内に手話が必要な人がおよそ700人いることや聴覚障害者の現状などが説明されました。また、医療現場を想定した手話の体験も合わせて行われました。
体験した看護師「伝える方も大変だが、それを理解するのも大変だなと思いました」
講師を務めた医師は、手話を覚えることで、お互いがコミュニケーションを取りやすくなると指摘しています。
TCB東京中央美容外科・中園秀樹医師「(聴覚障害の)患者側が逆に遠慮して言いたいことを伝えきれていないということがあるのではないかと思う。こちらも余裕を持って、患者が伝えやすいように。僕らも言いたいことを言いやすい環境を作ることが大事だと思う」