沖縄のアメリカ海兵隊、キャンプ・ハンセンの部隊が、訓練による山火事が相次ぐ射撃訓練を報道公開しました。
実弾訓練の公開は異例です。

▽上江洲記者
「キャンプ・ハンセンの実弾射撃訓練場です。射程距離200mから1キロにわたり実弾による訓練が行われています。この一帯では、今年に入って訓練による山火事が相次いでいます」

金武町や宜野座村などにまたがるキャンプ・ハンセンを拠点とするアメリカ海兵隊第5航空・艦砲連絡中隊は、実弾による射撃訓練を報道公開しました。

訓練では20人以上の隊員がおよそ650メートル先にある、人や車両を模した的に1人あたり400発の銃弾を撃ち込みました。

数百メートル離れた的が破壊される

この中隊は長距離の通信や火力支援に特化した部隊で、半年に1回程度、2日間から1週間にわたり、こうした訓練を行っているということです。

今年5月に発生した山火事

沖縄防衛局などによるとキャンプ・ハンセン内の射撃場では、ことしに入って訓練による山火事が8件発生していますが、海兵隊の担当者は、山火事の発生を避けるため「天候に応じて使用機材を判断するなど、安全管理を徹底している」と答えています。