けさ、栃木県の東北自動車道で、トラックが中央分離帯に突っ込みました。この事故で荷台に積んでいたガスボンベが反対車線にまで飛び、他の車に直撃しそうになる瞬間をドライブレコーダーがとらえていました。

「危ない!危ない!危ない!」

走行中の車に突然、大量の「モノ」が襲いかかってきました。

事故があったのは午前8時すぎ。東北自動車道の鹿沼インターチェンジから栃木都賀ジャンクションの間で、上りを走っていたトラックが中央分離帯に突っ込みました。そのはずみで、荷台に積んでいたガスボンベ4個やプラスチック製の箱などが落下。映像からは、ガスボンベが回転しながら下り車線にまで飛んできたことが分かります。

事故の目撃者
「『ぶつかる』と思ったので、運転手の父に伝えようと思って叫んでいました。フロントガラスも2か所割れていて、前は取り替えないといけない状態。もう本当に恐怖で怖くて」

こちらは、事故直後の現場をとらえた写真です。ガスボンベから白い煙が噴き出しているように見えます。警察は、ガスボンベが爆発するおそれもあるとして、現場付近の上下線を一時通行止めに。ガスボンベはガスが抜けきるのを待ってから消防が撤去したということです。

この事故でけがをした人はおらず、トラックを運転していた40代の男性は「ハンドルをとられてガードレールにぶつかった」と話しているということです。