厳しいゼロコロナ政策に対する抗議活動が中国各地に広がっていますが、30日、東京・新宿でも大規模なデモが行われました。日本に住む中国人たちは「我々は1人じゃない」と声をあげています。

■「言論統制・ロックダウンを受けている同胞に声援を」新宿で大規模な抗議デモ


山本恵里伽キャスター
「デモ開始から30分ほど経過しましたが、どんどん人が増えています。おそらく300人以上いるんじゃないでしょうか」

厳しいゼロコロナ政策を続ける中国政府に抗議の声をあげた、日本在住の中国人たち。


留学生(19)
「私が中国にいたとき、こういうの(デモ)やれないですよ。やったらすぐ捕まります。日本は民主主義の国ですから。たくさんの人が集まって、我々は一人じゃないという感じがします」

山本キャスター
「日本でデモをする意味は?」


留学生(20代)
「海外で自由民主の空気を享受している中国人は、国内で言論統制・ロックダウンを受けている同胞を忘れてはいけません。彼らに支持、声援を送るべきです」

抗議の声は、関西でも…


これは中国政府を批判するビラ。大阪公立大学のキャンパス内に貼られたものです。

「ロックダウンはいらない、PCR検査はいらない、自由が欲しい」

ビラを貼ったのは中国出身の留学生。掲示の許可を得ていなかったため、ビラはほとんど撤去されたといいます。


政府批判のビラを貼った中国出身の留学生
「審査が通らないと思って、審査に時間がかかると思うので、1週間2週間、時が待てないので、審査する前に貼った。中国政府の統治の下では、国内で声を出すのはとても危険。私が中国の中にいないので、彼ら(中国国内の人達)より、もっと活動しないとあかんのじゃないかと」