高校ラグビーは来月開幕する花園予選の前哨戦で名護と読谷が決勝戦に臨みました。
来月からスタートする全国高校ラグビー県予選の前哨戦となる名護市長杯。決勝に進んだのは、4連覇を目指す名護と4年ぶりの優勝を目指す読谷。互いに全国大会出場を目指す実力校同士がぶつかりました。
試合序盤、いきなりエンジのジャージー・名護が躍動します。
ゴールライン手前のラインアウトからナンバー8の仲村渠聖大が抜けトライを奪うと、2分後にはキャプテン・ロックのノボセルがトライ!立て続けに得点を挙げリードを奪います。
出鼻をくじかれた読谷ですが、ここで慌てず冷静に立て直します。
1、2年生が多いチームながらフォワードで盛り返し主導権を奪い返すと、2年生のロック・今井徠喜がトライ。さらに前半終了間際にもセンターの仲村渠琉斗がトライを決め2点差で試合前半を折り返します。
後半も勢いが続く読谷。モールで押し込むと、最後はスクラムハーフの池原大喜が抜けてトライ。ついに逆転に成功します。
しかし、逆にこれで火がついたのが名護高校。ここから一段ギアをあげ読谷陣内に襲い掛かります。
ゴールライン前の攻防から最後はナンバー8・仲村渠聖大がトライし、再逆転に成功します。さらに立て続けにこの日3つ目のトライを奪い一気に流れを引き戻した名護。
後半4トライ4ゴールと読谷を圧倒し大会4連覇。花園予選に向け、弾みをつけました。
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名護高校・ノボセル主将「(甲子園で)沖縄尚学が優勝したのを見て結構ラグビー部でも話題になって、僕たちも花園でいい活躍したいというモチベーションになりました。ここが最後の僕たち3年生最後の試合なので、全力でぶつかっていこうと思っています」
高校ラガーマンの聖地、花園出場をかけた高校ラグビー大会は来月26日から行われる予定です。