人手不足などを背景に、高校生の新卒採用ニーズが高まっています。22日、広島市で高校生向けの合同企業説明会が開かれました。

高校生の就職を支援する企業「ジンジブ」が企画したこのイベントには、広島県内外の11の企業が出展。高校生の就職活動は7月に解禁され、県内では16日から面接など選考が本格化しています。

高校生は企業の説明に熱心に耳を傾けていました。

女子高校生(3年)
「いろんな企業のことを知ることができるのは心強い」

厚生労働省によりますと、広島県内の高校生の求人倍率は「4.33倍」。1人の生徒に対し、4社以上の求人がある計算で、高校生の新卒採用ニーズは高まっています。

安芸高田市のリネンサプライ業(担当者)
Q、20代以下の社員数は?
「5人くらい。若い人材に来てほしいと思い参加した」

体験スペースを設けるなど、出展企業は工夫を凝らして高校生と向き合っていました。

パイプを切る作業を体験した女子高校生(2年)
「パイプを切るのは難しくて力がいるなと思った」

別の女子高校生(2年)
「こういう仕事があるんだなと想像がついた」

広島市の建設業(担当者)
「若い人が集まるからこそ会社に躍動感が出る。積極的に取り組んでいきたい」

主催者は26年2月にも、高校生向けの就活イベントを開催する予定です。