気象庁は冬までの天候の見通しを発表しました。10月は全国的に気温が高く、“遅い秋”となりますが、11月には一気に季節が冬に移り変わる見込みです。

気象庁の3か月予報などによりますと、10月は全国で気温が平年よりも高くなり、秋らしい天候となるのは遅くなる見込みです。

一方で、11月の後半ごろからは寒気の影響を受けやすくなり、12月には東日本、西日本と沖縄・奄美で平年並みか平年よりも気温が低くなる見込みだということです。

気象庁 異常気象情報センター 及川義教 所長
「11月の途中までは結構気温が高かったけれども、だんだん冬が近づいてきて、急に寒くなったというような印象を持たれるのでは」

急な季節の移りかわりが見込まれることから、気象庁は寒暖差による体調不良などに注意するよう呼びかけています。

平年よりも気温が低い状態は冬の半ばには解消され、冬の平均気温としては全国を通してほぼ平年並みとなる見込みだということです。