熊本市出身でボクシングのWBCミニマム級元王者の重岡優大さんが、現役引退後、初めて公の場に姿を見せました。

入院中の弟の容体、そして今後について語りました。

重岡優大さん「弟はいま回復傾向にありますし、口からも食事ができるようになっている」

重岡優大さんの弟、銀次朗さんは、今年5月の世界戦の後に急性硬膜下血腫と診断され、大きな手術を受けたことから、日本ボクシングコミッションの規定で引退することになりました。

そのリハビリを支援するため兄の優大さんも8月、現役を退きました。

弟を思う兄の決断に、国際ボクシング連盟が敬意を表し、優大さんを「名誉チャンピオン」に認定して特別ベルトを授与しています。

昨日(21日)に宇城市で開かれたイベントでは、銀次朗さんを応援する募金活動も行われ、集まった支援金は直接、優大さんに手渡されました。

また、優大さんは今後、熊本市中央区でカフェを開きたいと明かし、店の名前に込めた思いをファンに報告しました。

重岡優大さん「これは初公開なんですけれど、Shinonome cafeという名前を付けまして、漢字表記にすると『東雲』と書きます。だんだん朝日がそのカフェを通して上ってくるような、今回の出来事も明るくなるきっかけとなるカフェにしたい」