東京2025世界陸上で男子100m銅メダル、男子200mではU.ボルト(ジャマイカ)以来の4連覇を達成したN.ライルズ(28、アメリカ)に単独インタビューを行った。

200mの4連覇について「魔法のようだったよ。前回(東京オリンピック™)ここに来たときは、無観客のスタジアムに心が痛んだよ。期待していた多くのことが起きなかったんだ」と話し、「今回は映画のようだった。観客たちも素晴らしかったし、大会も順調に進んで素晴らしい日だった」と笑顔を見せた。

200m決勝の前には長い時間、“元気玉のパワー”を集めていたが「俺のために史上最大の元気玉のエネルギーを見せてほしいと思っていたんだよ。もしもそれができたら夢が叶うなって思っていたんだ」と口にした。

次に狙うのは大会連覇がかかる4×100mリレー、ここまで100m、200mと戦ってきて体調は「いい感じだよ。とても自信がある。それに(大会)最後の種目でしょう。だから1位を取るつもりだよ。俺がカメラに映る最後の選手になるだろうね」とアンカー宣言も飛び出した。

決勝で対戦する日本チームについては「残念ながら気にかけていなかったよ。でもうまくいくことを願っている。健闘を祈っている」とコメント。今大会の4×100mリレーは100mの金・銀メダリストを擁したジャマイカが敗退、さらにパリ五輪銀メダルの南アフリカは救済レースでもタイムが出せずに敗退、銅メダルのイギリスも敗退と大波乱のレースとなっているので何が起こるかわからない。

それでも陸上大国アメリカを牽引するライルズは「再び最高の瞬間で終えることを楽しみにしているよ。すでにたくさん応援してくれていることは知っているけど、もう1レースだけ応援してくれよ。がっかりさせないと約束するさ」と日本のファンにメッセージを送った。