家畜伝染病に備えた山梨県の演習が、甲州市で行われました。

今シーズンは鳥インフルエンザが全国で猛威を振るっていて、県は警戒感を強めています。


全国で猛威を振るう鳥インフルエンザ…。


県によりますと、今シーズン 鳥インフルによる殺処分は13道県で340万羽を超えていて、すでに昨シーズンの1.8倍に上っているということです。

こうした中行われた演習。


高病原性鳥インフルエンザや豚熱といった 家畜伝染病への速やかな対処を目的として、県東部家畜保健衛生所が実施したものです。

防護服の着脱など手順を確認する参加者 甲州・塩山ふれあい館


30日は県畜産協会の職員らが参加し、防護服の着脱や、作業員を受け入れる手順を確認しました。


発生のピークは本格的な冬を迎えるこれからということで、県は警戒感を強めています。


県東部家畜保健衛生所 伊藤和彦所長:
農場で発生すると飼育家畜をすべて殺処分しなければならないため、生産者の経営に大きなダメージがある。警戒と緊張感をもって対応していきたい。


県は、生産者への注意喚起や立入検査を通じて県内での発生防止に努めたいとしています。