アメリカのABCテレビの人気トーク番組が無期限で放送休止となった問題で、放送業界の関係者らが番組の再開などを求め、抗議活動を行いました。
記者
「ABCテレビの前に放送業界に携わる人たちが集まって、言論の自由を守るため立ち上がろうと声を上げています」
ニューヨーク市内にあるABCテレビとその親会社であるウォルト・ディズニーの社屋の前で19日、脚本家の組合員らが集まり、コメディアンのジミー・キンメルさんが司会を務める番組の放送再開を求めて抗議活動を行いました。
この問題は、保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏が銃撃され死亡した事件について、キンメルさんの発言内容を連邦通信委員会の委員長が問題視し、その後、ABCテレビが放送を無期限で休止したものです。
トランプ大統領は放送休止について、「素晴らしいニュースだ」とコメントしたほか、ABCなどテレビの3大ネットワークは自らに批判的な放送しかしないとして、放送免許の取り消しを検討すべきとの考えを示しています。
抗議に参加した人
「最近は腐敗したビジネスが多く、大統領本人がそれを促している。大統領は権力を行使して、憲法を歪めることで、自分の政策を実現させている」
「私たちがしていることは民主主義にとって重要です。コメディは民主主義にとって大切です。道化師は物事をありのままに伝えます。王様に『あなたは裸だ』と言えるのは彼らだけなのです」
抗議活動はアメリカ西海岸でも予定されているほか、共和党内からも今回の政権側の対応について批判の声が上がっています。
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