アミュプラザ長崎では、19日から開業25周年をを記念し、日本の伝統工芸「木目込み」の技法を応用したアートの展示とワークショップが行われています。

古着などの布を使い、およそ300年の歴史がある日本の木目込み技法で作られた作品の数々。作者は、ポップでユニークな「キメコミアート」で世界的に活躍するイワミズアサコさんです。

(イワミズアサコさん)「布の選び方ひとつで作品の風合いとかも変わってくるので、(同じモチーフであったとしても)100人が作ったら100人のキメコミアートができる。」

キメコミアートは、針も糸も使いません。発砲スチロールに長崎らしいモチーフを写し取り切れ込みを入れイワミズさんが世界中で集めた古着などの布を当て、布の端を溝に入れ込みます。

アミュプラザ長崎開業25周年を記念した作品には、縞模様が美しい「島原木綿」も使っています。

(イワミズアサコさん)「一年かけて織るんですけど、その思いっていうのを、まだ長崎の人も知らなかったりする。作品を見た人に知ってもらって、長崎を好きになってもらったらいいなと思っています。」

イワミズアサコさんの作品は、アミュプラザ長崎の新館2階と本館ショーウィンドウで来月10日まで展示されています。