日が暮れる時間が早くなり、夕方の交通事故が増える時期です。21日から、秋の全国交通安全運動が始まります。
山口県政資料館前であった出発式。警察官や交通安全ボランティアなど約200人が参加し、地元の園児らは「右よし、左よし」と道路を横断する時の見本を見せました。暗い場所で車から歩行者がどう見えるかも実験が行われました。白色や黄色は見えますが、見えなくなる色も・・・。夜歩くときの服装や、反射材を付けることの大切さを学びました。
運動の重点行動は、▼反射材の着用や早めのライト点灯、▼飲酒運転の根絶、▼自転車などの交通ルールの理解の3項目。
これから日が短くなると夕方の事故は増える傾向にあります。
山口県警本部交通企画課 藤村俊之課長補佐
「歩行者は反射材を着用していただくのとドライバーはハイビームを上手に活用していただくことを習慣づけていただいて交通事故防止に努めていただければ」
山口県内では18日までに22人が交通事故で死亡し、高齢者はこのうち12人を占めます。県独自の重点に「高齢者の交通事故防止」が掲げられています。
このほか運転支援機能のある車の体験会や高齢者対象の交通安全教室などが予定されています。秋の全国交通安全運動は21日から30日までです。