高市氏も総裁選の公約に掲げた「給付付き税額控除」をめぐっては、国会でも動きがありました。石破総理、公明党の斉藤代表と立憲民主党の野田代表による党首会談が行われ、3党は速やかに協議する枠組みを立ち上げることで合意しました。

3党の党首会談では、立憲が導入を求めている所得に応じて給付と所得税の控除を行う「給付付き税額控除」などをめぐって意見が交わされました。

石破総理
「大きな課題である社会保障制度について、税制も含めて社会保障全体を見渡した将来像の議論を腰を据えて行いたい」

会談では、制度設計に向けて政策責任者などが協議する枠組みを速やかに設置することで合意しました。来週、議論を開始するということです。

また、立憲の野田代表は、自民党の次の総裁にも協議を引き継ぐよう求め、石破総理も応じたということです。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「最後の最後に誠意ある対応を示していただいたなと。きちっと成案が得られるかどうかが大事だと思いますんで、精力的に議論が進むようにしていきたい」

3党はガソリンの暫定税率について、年内の廃止に向けた協議を加速するほか、企業・団体献金の扱いについて、近く協議を始めることも合わせて確認しました。