18日夕方、沖縄県糸満市の解体工事現場で重機を使って掘り起こした土の中から不発弾が見つかり、その後、爆発する事故がありました。けが人はいませんでした。

不発弾が見つかったのは、糸満市照屋にある住宅の解体工事現場です。

県や警察によりますと、18日午後4時20分ごろ、工事の作業員から「不発弾を発見、煙が出ている」と通報がありました。

不発弾は作業員がショベルカーですくい上げた土の中にあったとみられていて、ショベルカーのバケット(=土などをすくう先端の容器部分)から白煙が上がっていたことから、作業員は地面に下ろして避難。

警察が現場に到着した直後の午後4時27分ごろ、火花を散らして爆発したということです。

爆発によるけが人は出ていません。不発弾は、アメリカ製の「発煙黄リン手りゅう弾」とみられていて、不発弾の破片は自衛隊によって回収されたということです。