■東京2025世界陸上競技選手権大会(18日、国立競技場)

男子200m準決勝が行われ、鵜澤飛羽(22、JAL)は、20秒23(-0.1)の組6着で準決勝敗退となった。03年パリ大会の末續慎吾、17年ロンドン大会のサニブラウン アブデルハキームに続く日本人3人目のファイナリスト誕生はならず、鵜澤は2大会連続準決勝で姿を消すこととなった。

日本選手権3連覇と国内では敵なしの鵜澤だが、初出場した前回の23年ブダペスト大会では準決勝敗退、24年パリオリンピック™でも準決勝で敗れた。それでも今季は、5月3日の静岡国際決勝で追い風参考ながら、末續慎吾の日本記録(20秒03)にあと0秒02と迫る20秒05をマーク、8月には自己ベストの20秒11を記録するなど好調をキープしていたが、あと一歩及ばず悲願の決勝進出はならなかった。

1組目に登場した鵜澤はいいスタートを切ったものの、中盤以降、他の選手たちがトップスピードに入る中、順位を伸ばすことができず6着でフィニッシュした。

17日の予選で鵜澤は、20秒39の組3着で2大会連続となる準決勝進出を決めた。スタート前には、人気アニメ・「NARUTO -ナルト-」の“影分身”のポーズを決め、国立の大観衆を沸かせた。