2021年と2022年の福島県沖地震で被害を受けた宮城県蔵王町にある国の重要文化財・我妻家住宅の復旧工事が完了しました。
特別公開を前に、9月18日に報道関係者に公開されました。

宮城県蔵王町曲竹にある我妻家住宅は、鎌倉時代から続く旧家・我妻家により江戸中期の1753年に建てられました。木綿や紅花などで財を成した豪商の暮らしぶりを、今に伝えていて国の重要文化財に指定されています。

ところが2021年と2022年に発生した福島県沖地震で建物の土壁に亀裂が入るなどの被害を受けました。このため国の補助金などを活用し、約9300万円をかけて4年ががりで柱や梁の補強や耐震強化などの工事が行われました。

蔵王町教育委員会・生涯学習課 成澤大空・社会教育主事:
「(宮城)県内でもなかなか見られない巨大なかやぶき民家ですので、実際に足を運んでいただいて、その大きさを体感していただけたらと」

我妻家住宅は、9月21日に特別公開が行われ、神楽の披露やシンガーソングライターによるライブなどが予定されています。