日本酒の原料となるコメの価格が急騰しているとして、香川県酒造組合が知事に対し支援を求めました。

香川県の酒蔵の代表ら酒造組合の7人が県庁を訪れ、川人裕一郎会長が池田知事に要望書を手渡しました。

組合によりますと、原料米の価格は一昨年と比べて昨年が1.3倍、今年は2倍の見込みで経営を圧迫。国の交付金を活用した購入資金の助成や、原料米のうち約9割を占める県産米の安定供給のための農家への施策などを要望しています。

(香川県酒造組合 川人裕一郎会長)
「お米を使っている業者さん、ぜんぶそうだと思うんですけど、その業種全体と農家さんが、共存共栄、永続的にいい関係でいけるという施策を県にお願いしたい」
池田知事は、「JAと協力して安定供給に取り組みたい」などと話し、支援を検討する考えを示しました。