日本の南にある2つの「台風のたまご」熱帯低気圧は、18日にも台風に発達する見込みです。さらに、関東甲信では昼すぎから警報級の大雨になるおそれが出てきました。
ゲリラ豪雨 商業施設で停電も
17日午後8時半ごろ、栃木県でゲリラ雷雨が発生。撮影者によると、北から風とともに雨が押し寄せてきてたといいます。
雨で視界が悪くなったためでしょうか、車がとまっています。これは埼玉県から見た栃木方面の空。雷が光る度、雲の輪郭が浮き上がります。

こうした激しい雨は、1日を通して局所的に降り、警報が出た場所もありました。
福島県国見町では午後2時ごろ雨雲が発生。その雨雲の下にある道の駅「国見あつかしの郷」で、動画を撮影した男性によると「突然、雷とともに強い風が吹いた」といいます。

撮影者
「5キロ以上は重さがあるようなプラスチック製のテーブルなんですけど、吹き飛ばされて1個は折れて壊れてしまった」
福岡市には夕方、雨雲がかかります。その時間の福岡市内では、横殴りの雨が降っています。

福岡・小郡市でも激しい雨に。撮影者は雷鳴が轟く中、家へと急ぎます。このあと、近くの商業施設では、突然停電が発生。ゲーム機も電源が落ち、店内は薄暗くなっています。
広島市にも夕方、雨雲が発生。地元の大学生が帰宅途中、その雨に遭遇しました。
撮影した大学生
「スコールみたいな感じで、一気に雨がブワーッと来て、横殴りが強くて、頭から下まで全部濡れた」
こうした雨には今後も注意が必要です。
関東甲信地方では、18日昼過ぎ〜夜遅くにかけて、非常に激しい雨の降る所があり、警報級の大雨となる所がある見込みです。

そしてフィリピン付近に2つの熱帯低気圧が発生、いずれも18日には台風に発達する可能性があり、最新の台風情報に、注意が必要です。