広島県内の地価の調査で、住宅地は2年連続、商業地は4年連続の上昇となりました。
地価調査は7月1日の時点で県内421か所を対象に実施されました。住宅地の地価の増減を示す「変動率」の平均値は、0.4%で2年連続で上昇しました。
特に好調なのは、JR新白島駅から近い広島市中区の白島中町で、18年連続で最高となる1平方メートルあたり54万6千円。上昇率は8.1パーセントで、こちらも3年連続で県内トップでした。

商業地の平均変動率は、4年連続で上昇して、プラス1.8%。最高価格は40年連続で本通の金正堂ビルで、1平方メートルあたり346万円。
上昇率のトップは、4年連続で南区京橋町のWAKO広島駅前ビルで、18.9パーセントでした。
県地価調査鑑定評価員 三宅功 代表幹事
「(駅前大橋線の開通により)広島駅と八丁堀方面への線的流動性ができて、人の流れが変わる、そしてオフィス等の需要も増えるだろう」
今の経済状況が続けば、今後も県内の地価は商業地を中心に上昇率を高めていくとみられています。