宮城県白石市では、かつて「日本一の食味」と評されたササニシキの復活を目指して作付けされたイネの刈り取りが行われました。

稲刈りをしたのは、宮城県白石市福岡の専業農家・木須敏文さんで、17日は、30aの田んぼで黄金色に実ったササニシキを刈り取りました。

木須さんは、白石産ササニシキの復活を目指し活動しているグループの一人で、稲刈りには、市内の直売所のスタッフや市役所の職員らも加わり、収穫作業を手伝いました。

2025年は、猛暑が続き生育が心配されましたが、田んぼの水温の調節を心がけ質の良い米が収穫できそうだということです。

県内でのササニシキの栽培面積は、大幅に減少していますが、木須さんは2016年から市内の農家と復活に取り組んでいて、現在は8人で活動しています。

木須敏文さん:
「あっさりして、おかずを邪魔しないお米なので、おいしく味わってもれえればと思う」

木須さんらのグループは、2025年約7haに作付けし、30tの収穫を見込んでいます。刈り取ったササニシキは、自然乾燥させた後、市内の直売所「おもしろいし市場」で9月末から販売するということです。