9年前に新潟県糸魚川市で起きた大規模火災を教訓に、住宅密集地での広い範囲での火災を想定した訓練が16日、金沢市で行われました。

金石消防署署員「本火災、消防特別対策区域における大規模火災とする。以上訓練。」


金沢市消防局では、2016年に新潟県糸魚川市で140棟あまりを焼いた大規模な火災の発生を受けて、延焼を防ぐ訓練を毎年行っています。

16日は金石消防署の署員15人が参加し、水源から離れた現場までホースを最大1キロ延長できる動力ポンプの動きや、水が出るホースの先端に隊員がいなくても、50メートル先まで放水できる放水銃で水の幕=ウオーターカーテンを作り消火活動にあたる手順を確認しました。

金石消防署 山本篤史 消防司令

金石消防署消防司令 山本篤史「強風時や乾燥した時期に火災が発生すると被害が大規模になるおそれがある。実際に大規模火災に対応できる訓練をすることで市民の皆さんにいつ火災が起きても安心という実感を与えられる。」

ウオーターカーテンは、複数の家屋が同時に火災に巻き込まれた状況など、通常の放水では対応が追いつかない現場で効果を発揮するということです。