石川県七尾市、和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」で、地震を想定した防災訓練が行われ、宿泊客を誘導し避難させる手順を確認しました。
担当者
「ただいま地震が発生いたしました。お客様は係員が到着するまでしばらくお待ちください・・」

和倉温泉の加賀屋では年2回、防災訓練を行っていて、29日は従業員約200人が参加しました。訓練は地震の影響で館内で火災が起きたという想定で行われましたが、出火場所は事前に従業員に伝えないなど、緊急時の対応を意識しています。
今回の訓練では目の不自由な人を誘導する訓練も行われ、従業員が寄り添いながら避難する手順を確認しました。

加賀屋 大野稔支配人
「日々の業務の中でしっかり行動まで落とし込む。そういったところがポイントになってくると考えいます」
加賀屋ではおもてなしの根幹が安全安心の確保であることを、従業員に意識付けていきたいとしています。